銀行との取引の中で、営業担当者からお願いセールスで、「クレジットカードの入会」、「投資信託の購入」等を受けることがあると思います。
これは、銀行取引に限らず、一般的な商取引でも、いわゆる「お付き合い」として、物品を購入したり、サービスの提供を受けることがあると思います。
こういった、「お付き合い」は、取引を円滑に進めたり、円滑な人間関係(持ちつ持たれつ)の作るうえで、「ある程度」は許容されるべきもとだと思います。
一方で、「度を超す」お付き合いは、逆に関係性を悪化させる心配もあります。
今回は、度を超した「お付き合い」について、難しくいうと、銀行取引における「優先的地位の濫用」についての話です。
メインバンクから、あまり気の進まない金融商品やサービスの提案を受けると、断りづらいことがあると思います。そんな時に、以下の事例を参考にして下さい。
この事例は、以下の件に関する、1_三井住友銀行の調査報告書と、2_弁護士_住田浩史氏のレポートをまとめたものです。
「2006年に三井住友銀行が、融資先に対して、メインバンクとしての優先的地位な地位を濫用して、金利スワップ(金融商品)を強要した件」
赤字で記載している部分に当てはまりそうであれば、「優先的地位の濫用」に該当する可能性があります。頭の隅に留めて頂き、有利な交渉(きっぱり断る? やんわり断る?)に役立てて頂けると幸いです。
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