靴底からデータ アシックス奔走/日経_201224

【記事の概要】

 アシックスが、内蔵センサーで走り方を分析する新しいシューズを発売した。

 ⇒36,300円 先行予約は好調とのこと。

 着地の衝撃、ストライド、着地の角度等のデータを新製品開発に生かす他、食材の提案や医療・保険分野にも応用する。

 シューズを売るだけでは終わらないビジネスモデルへの転換を目指す。


【思ったこと】

 今流行りの、DX(デジタルトランスフォーメーション_ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる)の事例紹介の記事です。

 数年前まで、日本のマラソンランナー(特にある程度のシリアスランナー)の履くシューズの主流は、圧倒的に「薄底」のアシックスでした。

 しかし、設楽悠太選手や大迫傑選手が、「厚底」のナイキのベイパーフライシリーズを履いて、日本記録を更新した以降、あっという間にナイキが主流になり、アシックスは隅に追いやられてしまいました。

 私自身は、いわゆる日本人的な足(甲が高くて、幅が広い)をしているので、日本製の靴の方が相性が良く、ここ数年は、アシックスのシューズを履いています。

 ランニングに関するデータの収集は、(ランナーの間では、)かなり普及しているGPS搭載のランニングウォッチにより、活かしきれないほどの多くの情報を(既に)得ることができています。

 ⇒ぺース、距離、カロリー、心拍数・・

 

 既に得ることができる上記のデータに比べて、このエボライドオルフェでしか得られないデータ(着地の衝撃、ストライド、着地の角度等)が「より有益である」ことを、ランナーに伝えることが出来るのでしょうか?

 ランナーは一旦、良いと思ったら、普及はあっという間であることは、ベイパーフライシリーズの普及で証明済です。

 がんばれ、アシックス!!




 



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