第3回は、下記の【ポイント②】_ビジネスモデルをいかに説明するか について、お伝えさせて頂きます。
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〇経営改善計画書_ひな形_目次
1 企業概要
1-1 企業の概況
1-2 課題・問題点【ポイント①】
1-3 経営改善計画の骨子
2 企業集団の概要
3 ビジネスモデルの概要【ポイント②】
4 計画の概要
4-1 数値計画・具体的施策
4-2 経営改善計画に関する表明事項・具体的施策の実施計画
5 数値計画
5-1 貸借対照表計画
5-2 実態バランスの確認
5-3 要償還債務償還計画・実質債務超過解消計画
5-4 借入金返済計画
5-5 CF計画【ポイント③】
5-6 損益計算書計画
5-7 売上・粗利計画【ポイント④】
6 月次資金繰り表【ポイント⑤】
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◆ビジネスモデルの概要とは?
経営改善計画書での「ビジネスモデル概要」とは、「主要な得意先、仕入先、外注先等の取引量、概要等の把握を中心として、企業の商流や事業構造を説明する資料」と定義付け(※1)されています。
上記の取引量や概要等は、決算書の数値のみでは分からないことですので、特に得意先について、売上シェア、概要(会社概要、今後のチャンス・脅威など)について、詳細に記載することをお勧めます。
また、①御社の事業が「BtoB」の場合、②ニッチ市場の場合、③事業内容が多岐に渡る場合などは、銀行員が、御社のビジネスモデルをイメージしにくい場合があります。
実際の製品・店舗・サービスの内容等を、写真を用いて説明することも良いでしょう。
御社の会社案内に、売上高・売上シェア等が追記されるようなイメージで作成頂くと良い「ビジネスモデル概要」が作成できると思います。
中小企業庁作成のサンプルです。P3にビジネスモデル概要があります。http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kakushin/2013/131213KaizenKeikaku10.pdf
◆記載内容について(◎⇒必須 〇⇒必要 △⇒選択)
◎⇒①得意先の売上高・シェア、②(御社が企業グループを構成している場合は、)企業間取引の内容。
〇⇒①得意先の概要(会社概要、今後のチャンス・脅威など)、②商品・店舗・サービスの写真、 △⇒①仕入先・外注先の取引額・シェア・概要
※1 中村中『中小企業再生への認定支援機関の活動マニュアル』(ぎょうせい,2014)
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