【記事の概要】
・レオパレス21が、米投資ファンドから支援(出資・融資_計572億円)を受けることが決まった。
・米投資ファンドは、フォートレス・インベストメント・グループといい、不動産分野に強みを持つソフトバンクグループ系のファンドとのこと。
・今回の出資により、同ファンドがレオパレス21の筆頭株主となる。
・レオパレスの窮境原因は主に以下。
1_品質_物件の施工不良による補修コスト(引当金)が膨大(544億円)。
2_経営_施工不良を生んだ企業統治不全。
3_法務_サブリース契約(対物件オーナー)に係るトラブル。
→レオパレス21が、オーナーに対して、(一方的に?)保証賃料を減額したといわれている。
4_ブランド_上記の1~3により、ブランド価値が大幅に棄損。
【ネット上のコメント】
・不祥事を起こした創業家経営陣をファンドによって、完全にメスを入れられるかが、信頼回復の分岐点。
・サブリース契約にどこまでメスを入れられるか?
・ビジネスモデル、ノウハウはいいものがあるので、「当たり前」のことが、「当たり前」にできれば再生は可能。
・コロナ禍以降、(世界と比べると、)日本の不動産市場への打撃が限られているので、相対的に高いリターンが見込めると考えたのであろう。
・今回のスキームが物件オーナーにどのような影響が出るのか?
【思ったこと】
・レオパレス物件の最終消費者は、「個人」なので、再生計画の策定・実行により、借主に対するブランド価値が維持・改善できるか?がポイントとなりそうです。
・数日前に、「レオパレス債務超過」のニュースが出た時点では、「火中の栗」を拾う会社はないだろうな~ と家族と話をしていました。
・私の大好きなドラマ「ハゲタカ」のサンデーフーズ(創業家のガバナンス不全)の話を連想させます。
・ファンドvs創業家の戦いに注目です!!
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