レオパレス、債務超過解消へ/日経_201001

【記事の概要】

・レオパレス21が、米投資ファンドから支援(出資・融資_計572億円)を受けることが決まった。

・米投資ファンドは、フォートレス・インベストメント・グループといい、不動産分野に強みを持つソフトバンクグループ系のファンドとのこと。

・今回の出資により、同ファンドがレオパレス21の筆頭株主となる。

・レオパレスの窮境原因は主に以下。

 1_品質_物件の施工不良による補修コスト(引当金)が膨大(544億円)。

 2_経営_施工不良を生んだ企業統治不全。

 3_法務_サブリース契約(対物件オーナー)に係るトラブル。

  →レオパレス21が、オーナーに対して、(一方的に?)保証賃料を減額したといわれている。

 4_ブランド_上記の1~3により、ブランド価値が大幅に棄損。

【ネット上のコメント】

・不祥事を起こした創業家経営陣をファンドによって、完全にメスを入れられるかが、信頼回復の分岐点。

・サブリース契約にどこまでメスを入れられるか?

・ビジネスモデル、ノウハウはいいものがあるので、「当たり前」のことが、「当たり前」にできれば再生は可能。

・コロナ禍以降、(世界と比べると、)日本の不動産市場への打撃が限られているので、相対的に高いリターンが見込めると考えたのであろう。

・今回のスキームが物件オーナーにどのような影響が出るのか?

【思ったこと】

・レオパレス物件の最終消費者は、「個人」なので、再生計画の策定・実行により、借主に対するブランド価値が維持・改善できるか?がポイントとなりそうです。

・数日前に、「レオパレス債務超過」のニュースが出た時点では、「火中の栗」を拾う会社はないだろうな~ と家族と話をしていました。

・私の大好きなドラマ「ハゲタカ」のサンデーフーズ(創業家のガバナンス不全)の話を連想させます。

・ファンドvs創業家の戦いに注目です!!


NBCコンサルタンツ 事業再生推進部

NBCコンサルタンツが、主に事業再生に関する情報をお伝えするサイトです。

0コメント

  • 1000 / 1000